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2011年4月5日

のうりょく向上



きょうは、ニッポン農力向上&震災復興大作戦!という講演会を
USTREAMでみましたー。

最近、USTREAMをよく見てます。
テレビがますますいらないものになりました。

さて、この講演会は3部構成になっています。
第1部:埼玉県小川町の取り組みを紹介
第2部:「コンパクト」という制度の説明
第3部:ニッポン農力向上&復興支援大作戦!の発表


【第1部:埼玉県小川町の取り組みを紹介

小川町は、エネルギー自給型有機農業をめざした取り組みを行っています。
すごく面白く、良いなーと思う暮らし方。

印象的だったのは、
農民が元気になると、街が美しくなる。
という言葉でした。

小川町霧里農場のホームページ
http://www.shimosato-farm.com/

メモ:
小川町:酒造り、和紙の町
その場に根付く食物を見つけられると街おこしになる。
こめまめプロジェクト
給料の代わりに有機農業の食材を
農民が元気になると街がきれいになる。
有機のものが食べれるお店が4店舗ある。10店舗あると選べる。
週1回シェフが変わる。農家も週1なら大丈夫。
直売所は5箇所ある。
消費者との交流会をおこなっている。
日本の農業の将来
2hを10軒で、20a。自給できる。
有機農業と地場産業の連携。名物づくり。
世界中の人が研修に来る。
先進国:農薬を使いすぎた
途上国:農薬が変えない
エネルギーの自給:バイオガス
ガラス温室:間伐材とガラスの温室、木には柿渋を塗っている
廃食油を燃料に(SVO)トラクターなどを動かす。ガソリンいらない。
太陽電池の利用。電線。
ウッドボイラー。温水を利用。燃料は木材。
設計図は全部種の中にある。

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【第2部:「コンパクト」という制度の説明】

この制度は、イギリスで策定された?制度で、
政府だけでおこなう公共サービスでは限界があるため、サードセクターと呼ばれる、
NPO法人、社会法人、学校法人などを、下請けではなく、パートナーシップを結んで、
新しい価値を生み出していこうとするものだそうです。

コンパクトについて
http://www2u.biglobe.ne.jp/~TRC/mm_vol43_8.htm


いまGoodDayがやっている「めぐりの森」なんかはこれに近いものがあると思った。

そのめぐりの森で、5月1日に植樹祭があるので、
お時間ある方、ぜひご参加くださいませ。
http://www.goodday2u.org/call-for/2010/0501.html


めぐりの森とは、神奈川県にある湘南国際村を舞台に、市民と企業と行政がいっしょにおこなう協働参加型の森づくりです。
苗木を植えたり、自然や動物とふれあったり、森林活用について考えたり。
森づくりへとつながるアクティビティを体験できる場所です。

詳しくは、いまウェブサイトをつくっていて、
あと2週間もすれば、一部オープンできるので、その際に。

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メモ:
イギリス、サッチャー政権から労働党が政権をとった。
政府だけでは限界がある、どうするか。
サードセクター(NPO、社会法人、学校法人など)とパートナーシップを。
行政、企業、サードセクターが一体的に変わっていく必要がある。
それぞれが責任をもつ。関係性をかえる。お互いが価値を見出していく。
震災の復興においては、政府だけでは不可能。
組織化されたサードセクターが重要。期待されている。資金を活用する。
自治体から一方的に出されたものではない。新しいものが生まれない。
色んな価値が生み出されるようにすべき。
どうやって活用していくか。=日本社会の新しい復興計画。

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【第3部:ニッポン農力向上&復興支援大作戦!の発表】

ここでは、原発の事故を契機に、化石燃料から自然エネルギーへの転換や
工業先進国として、第1次産業をないがしろにしてきたことを変えて、
新しい社会を築いていくために、どうするか。

ということを4人の方が提言しています。

印象的だったのは、銀座ミツバチプロジェクトの方がおっしゃっていた
楽しい田舎をつくろう!
住むより、遊びにいく。楽しい仕掛けをつくろう!
ということでした。

都市と田舎の関係性というか、いつでも遊びにいける遠い親戚というような関係をつくっていけると良いのかなと思います。
収穫したものを農協などを通さず、直接その親戚から買う。
収穫を手伝う代わりに、ちょっとオマケしてもらう。
被災したときに避難し合える。分け合える。
もちろん、そこに住んで、半農半Xというような生活も良いと思います。


もうひとつ、印象的だったことは練馬区の農家の方がおっしゃっていた
地域のコミュニティをつくっていくのは煩わしいこともある。
ということです。
仕事の合間を縫って、消防団や集落の付き合い、農協などなど、
地域を支えるための活動が重要であるとともに、大変だということです。

たしかに楽しいばかりではなく、もめることなんかもあるだろうなと思いますが、
全体を通して、楽しさや気持ち良さがあるから、その方も続けていけるのだと思います。


自分の暮らし方、生き方を考えて実践していきたいです。


メモ:
・大和田順子 氏(ロハス・ビジネス・アライアンス 共同代表)
各地にアグリ・コミュニティビジネスを
集落単位の有機農業をベースにした地域循環経済圏「小川モデル」を広める
具体的に、下里モデルを全国に広める
農山村力(持続可能性)と交流力(農村と都市の交流)
大交流で東北の農地再生を支援
東北の塩害で被害を受けている地域を復興する。
地域が循環経済圏をつくっていく。
農協ではなく、提携した消費者が買うスキーム。


・大江正章 氏(出版社コモンズ編集長)

すぐやるべきこと
被災地での救援活動
出来ない人はその場所の地域のものを食べたり、買ったり。
作ったものが売れなくて困っている
放射能:安全性に配慮はすべき。安全基準をあげるのはやってはいけない。
それぞれの判断で。

なるべく早く行いたいこと
お金を出すことも大事だが、それぞれの分野で出来ることやる
走る距離×募金
仕事×募金
楽しんでやること。持続すること。
浜岡原発、プルサーマルの原発をすぐ止める
地産地消、自産自消。脱成長、社会発展へ。
自分たちの所有地だけでなく、休耕地にも人が来るようにする。


・高安和夫 氏(NPO法人 銀座ミツバチプロジェクト理事長)
ミツバチはいじめないと刺さない。
銀座で地産地消したかった。
Bガーデン、銀座の夜の蝶まであつまってきた。
ジャガイモの種を撒くには1週間送れている。
自粛ムードをやめて、花見を!東北のもので、生きたお金を=経済をまわす。
東北に旅行に行きながら、東北を励まそう。
ガソリンも道路も復旧してきた。
都会が楽しいから、都会に居る
楽しい田舎をつくるべき!
住むより、遊びにいく。楽しい仕掛け。
遊びにいって、気に入ったら住める。


・高坂勝 氏(たまにはTSUKIでも眺めましょ)
経済成長=豊かではなく、心をうばっている。戦争、環境破壊。
半農半X、怖いものがない。生きるとはこういうこと。
鶴岡で3000軒の方がお米を提供している。
自給180円といわれるお米作り。
そんな赤字の農家さんがここまで支援している。直接応援すべき。
地域におりて、生活していく。
お金の循環をつくる必要がある。
自ら糸を合わせる。経済で分断されて生きづらい世の中に。もう一度つなぎ合わせる。
高いビルに住むのがステータスではない。大地に暮らすべき。
ボブ・マーリーのはなし。


・白石好孝 氏(大泉 風のがっこう/練馬区農業体験農園園主会)
普通の農家さん。農薬もまくし輸入の種も使う。
農村から都会にでたい、漁村から都会に出たい、そう思っている方もいる。
集落の付き合い、消防団(年40日くらい)、など煩わしいと思うこともある。
仕事の合間を縫って、地域のコミュニティが支えられている。
畑の中で、地域のコミュニティをつくっていく。
練馬区と提携をしているとこに、農地を避難場所に提供している。
都市と農村の関係をもう一度考え直す。
遠い親戚関係。遠くてもお互いが思い合える。
負担の少ない親戚関係。
社会に、農業の価値、農業の居場所をつくっていくべき。
命がけで地域を守り、復興していこうとする人がたくさん居る
都会ではなく、農村にそういった日本人がたくさん居る。

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